おこんにちは。
コンテンツSEO大好きのオウンドメディア運営者、花田コリぱんだ(@korikoripanda1)です。
2022年5月26日から6月9日にかけて、Google大先生によるコアアルゴリズムアップデートが行われました。
2022年1回目のコアアプデという事もあり、色々動きが多かったので、「今回ってどんな感じなの?」という質問を社内でもわりともらったりしたので、自分なりにどんなアップデートが行われたのかをざっくりまとめてみたり自社サイトやオウンドメディアの順位の動き等を見た感じの個人的な感想などをここにまとめていこうと思いまんもす。
目次
おさらいしよう!そもそもコアアルゴリズムアップデートって何なのさ?
コアアルゴリズムアップデートとは、Googleが検索結果の順位を決める、検索アルゴリズムの重要な部分・基準を大きく更新するアップデートのことを言います。
日頃からGoogle神は小さな検索アルゴリズムの改善を行なっているのですが、「コアアルゴリズムアップデート」が起こると、特に検索順位に大きな影響を与えるため、その日はSEO界隈の人たちで祭りのごとくざわつきます。
コアアップデートとも呼ばれたり略してコアアプデとも呼んだりと、SEOに関わるならば知っておくべき超重要な事柄として知られています。
そんなコアアップデートですが、近年だとこんな感じで行われておりました。
2019年 | 3月・6月・9月 |
2020年 | 1月・5月・12月 |
2021年 | 6月・7月・11月 |
2022年 | 5月←NEW★ |
2022年5月のコアアルゴリズムアップデートとは?
前回の2021年の11月17日に行われた「November 2021 Core Update」からおよそ半年ほどの期間を開けて、2022年の5月26日、ついにGoogle神から僕たちSEOの子羊たちのもとにお便りが届きました。
本日、年に数回行うように、幅広いコアアップデートをリリースします。この更新は、2022年5月のコア更新と呼ばれます。※Google翻訳
久しぶりのコアアプデに、僕を始めとしたSEOに関わる戦士たちは祭りの到来に沸き立ったことでしょう。
今回珍しいなと思ったのが、今までのコアアプデはTwitterでの告知だけだったのですが、今回のアプデに関しては、Google 検索セントラル ブログでの告知記事と、ヘルプコミュニティの投稿の2つの方法での周知も行われておりました。
Twitterよりもさらに詳細が書かれていたセントラルブログの告知記事の一部を抜粋すると、
Google は、ランキング プロセス全体の大々的な改善を年に数回実施しています。これはコア アップデートと呼ばれます。コア アップデートの目的は、検索結果の全般的な関連性を高め、すべてのユーザーにとって検索をさらに有用かつ有益なものにすることです。本日、2022 年 5 月のコア アップデートをリリースいたします。完全にロールアウトされるまでには 1~2 週間ほどかかります。
2022 年 5 月のコア アップデートのリリース(Google 検索)
とのことなので、今までのコアアプデ同様、完全にロールアウトされる2週間後までの間は検索順位の変動やオーガニック流入の増減などが気になってしょうがない日々を送ることになりそうな予感です。そして相変わらず僕らにできることは特にないので、Google本社のある西海岸に祈りをささげるか筋トレをしてました。
6月9日にアプデのロールアウトが完了する
そして2022年6月9日にGoogleの公式Twitterアカウントからロールアウト完了のアナウンスがありました。
アプデ開始のアナウンスからのこのおよそ2週間、多くのSEO戦士たちが検索順位の上がり下がりや、検索結果画面の変化などに一喜一憂・狂喜乱舞していたかと思います。
これで、2022年5月のコアアップデートのロールアウトが完了しました。※Google翻訳
果たして今回のコアアップデートは一体どんな結果を僕たちにもたらしたのか…!?ビクビクが止まらないね★
今回のアプデの傾向や特徴は?
さてそんな今回行われた「May 2022 Core Update」なのですが、一体どんな感じの動きや特徴があったのでしょうか?
自分の関わるサービス/メディア自体の検索順位・トラフィックの状況や、SEOツールを使って競合サイトの動きを調査してみて得た所感と、偉大なるSEO諸先輩方のTwitterでの呟きや情報発信などを合わせて下記にまとめてみました。(注;あくまで推測なので答えじゃないんだからねっ…!)
- YMYLジャンルはやはり変動は激しかった
- 前回のコアアプデよりも変動が大きいかも
- コンテンツの内容評価(独自情報や更新頻度、フレッシュネスな部分)が高まった?
- サブディレクトリ貸しサイト(というよりドメイン評価頼みのサイト)が下がった※下がっていないところもある
- tiktokなどの動画サイトが増えてきた(検索意図のとらえ方が変わってきた)
超ざっくりまとめるとこんな感じかなと…!
個人的に特に注目したのは、コンテンツの評価が高まった部分に関してです。下記に貼っているミエルカさんやSEO研究チャンネルさんの動画内でも言われていたのですが、
今回検索順位が下がったコンテンツが、「メンテナンスがされていない(ように見える)」コンテンツや「運営元や連絡先が明確でないコンテンツ」、また「検索意図にきちんとこたえられていないコンテンツ」が傾向として見られました。
メンテナンスとは何を指すかというと、記事内の情報の更新・編集といったリライト作業のことを指します。
メンテナンスされていない記事コンテンツが具体的にどういうものかというと、
- タイトルや更新日が古いまま(日付をいれているタイトルならそれが今年になっていなかったり)
- 記事内にそもそも記事更新日や公開日が記載されていない
- 独自性があまりない
などがあがります。
結構これはガチかなーと思っていて、理由は後述するのですが、自分が関わるいくつかのメディアでもそういった傾向が見られました。
あとは、tiktokなどの動画サービスの流入がかなり増えていたという事例が非常に興味深かったです。
実際にahrefsで見てみたら確かに5月26日以降、世界的にめっちゃ増えてますね…。※ちなみに日本では横ばいでした。
Youtubeだけでなく、検索結果にさらに動画が出現しだしたということは、検索ユーザーのニーズが動画になりつつあるとGoogleもとらえていると思われるので、自社で動画を扱うだけでなく、プラットフォームでの露出戦略もきちんと考えなくてはな…と思いました。
ちょっとざっくりとまとめすぎたので、それ以外の詳細を知りたい方はこちらの素敵な動画を見れば今回の傾向をある程度把握できるので見てみてね~~!!
まとめ&自社サイトやメディアはどうだった?
自分が関わっているサービスやメディアについて、アプデのアナウンスがあった5月26日以降の変化を色々と追ってみました。
結論、メディアのオーガニック流入などの数値に関しては無風というかほぼ変わらずでした。
しかし、数字で見ると無風なのですがしっかりと今回は地味にアプデの影響は受けておりました。
なんでかというと自分が一番注力しているメディアのKWの動きに関して、その内訳を見ると実はとある大きめのボリュームのKWの検索順位が下がってしまいセッションが減ってしまっておりました。しかしながら別のビッグKWの検索順位が向上したため、それで流入数が増え帳消しになり総合的なオーガニック流入は変わらずといった状況でした。(あ、あぶにゃい)
なので、きちんとどんなKWのどんなコンテンツが上がったのか下がったのかをさらっと見て見ましたが、上記でも記載しているようにコンテンツ評価が少し強くなった…?という印象を持ちました。
まさに今回、主に検索順位が下がったのがこのパターンでした。
- 内容としては最低限網羅していたが、最新の情報や独自情報が少なく、長期間リライトできていなかったコンテンツ
- 特定のKWを狙ったコンテンツでそちらでは検索上位をとれていて、別の似たニーズのKWでも副次的に検索上位を獲れていたが、副次的にとれていたほうはニーズにしっかりとこたえられていなかったコンテンツ
逆に言うと、ビッグKWで検索順位が向上したコンテンツはリライトを短期で何度も行い、コンテンツ作成などのアクションの積み上げができていたのですが、いくつかの記事コンテンツのリライトにはそこまで今回あぐらをかいて力を入れることができていなかったのでそこの差がでてしまったと考えられます。(マジで反省)
なので今回はリライトとというか、記事の品質維持の重要さを改めて痛感したコアアップデートでした…。
あとは検索順位だけでなく、各KWでの検索結果の表示箇所の変更(ショッピング枠や動画枠、ニュース枠などの追加)なども今後オーガニック流入に影響すると思うので、きちんとウォッチせねば…!