【読書感想文】なまえデザインを読んでみた

なまえデザイン読んでみた

どうも、花田コリぱんだです。
今回は「なまえデザイン」という個人的に興味津々な本があったので、読んでみたでござる。

この本を知ったきっかけは、妻からのシェアでした。「この本、面白そうじゃない?」と言われ、その瞬間、気づいたらすでに購入画面にいました。

もともと色々なものに名前をつけることが大好きな自分にとって、この本のタイトルと表紙だけで「これは!!!!欲しい!!!」となりワクワクが止まりませんでした。

ってなわけで読書感想文をここに記しマンモス。

どんな本なの?

元博報堂で現在「株式会社meet&meet」の代表を務める、クリエイティブディレクター&コピーライターの小藥元さんが書かれた本になります。

本書は、大ヒット商品「まるでこたつソックス」をはじめとした名だたる数々の商品名や、tiktokといったサービスのブランドコピー、そしてPARCOの「パルコヤ」・サウナ宿泊施設「かるまる」などの施設名を手がけた人気コピーライターの小藥さんが「ネーミングの秘訣」とそこにいたるまでの「思考プロセス」を赤裸々に解説してくださっており、名前付けやネーミングに悩んでいる人にとってはかなり勉強になる内容が詰まっています。

正式タイトルは「なまえデザイン そのネーミングでビジネスが動き出す」なのですが、まさにネーミングによってビジネスがどう変わったか、どうあるべきかなどなど、「名前がもつ可能性」をこれでもかとお話してくださっているので、個人的にはかなり刺さりまくりました。

読んでみた感想

結論、本当に買ってよかった…!(めちゃくちゃ勉強になった)

下記に学びポイントを列挙していきマンモス。

  • 「名前は生き物」というのは素敵だなと思った。そして「名前は一人の人間より長生きする可能性がある」は確かにいいいいい!ってなった。だからこそ名前の可能性を感じワクワクした。
  • 社内プロジェクトの文脈でのお話で、「ビジネスは巻き込めなかったらほぼ失敗」というのがかなりグサグサっときた。そのために「何か面白そう!」だったりモチベーションをクリエイティブする方法として名前をつけることは効果的とあったが、本当にそうだよなーと感じた。
  • 上記に関連して、巻き込む際のポイントが「相手が気持ちよく巻き込まれること」を意識する というのはすごく学びだった。これはプロジェクト以外でも活かせると思った。
  • プロジェクトやイベント開催において、相手に興味を持ってもらったり振り向いてもらうには「そそる・感じる・人を動かす」名前を考えることが大切…!
  • いい名前とは何か?とシンプルに問うと「心を動かし、人を動かすもの」。これはマジですべてに通じると思うので、肝に銘じておきたい…!!
  • 名前を考える時、小藥さんは「言葉に余白があるか」、言い換えれば「遊べるかどうか」を大切にしているとのこと。名前を考える際に、ユーザーや消費者にあだ名をつけられることや略されることも先回りして想定しておくのが大事。とあり、この発想はまったくなかったので、めちゃ学びぃぃぃぃ!!ってなった。
  • 商品名やブランド名をつける時、「あれも言いたいこれも言いたいは結局何も伝わらない」「大切なのが価値の順番を決めること」はこれまたグサグサっときた。
  • ブランドを育てたり固める上での3つのステップ(詳細は割愛)は、すごく自分のブログやショップなどに活かせるなと思ったので今後意識して取り入れたい。
  • 名前をつける際、「信じられるかどうか」が大切。また、なぜその名前にしたのかと問われた時、自分の言葉で語れるかも大切。と小藥さんが書いてて、これ自分は結構心には熱量や理由を持っているけど外に言語化はできていないなーと。あんまり他の人にも熱量こめて話していないので今後は自分が名づけたものは率先してお話していこうと思った。
  • 「愛デンティティー・ブランディング」と「愛ディア」いう言葉と概念、超好きです。
花田コリぱんだ
花田コリぱんだ

個人的に、2023年のベスト3に入るくらい素敵な本でした!!

最初は、単なる名前付けのノウハウ系の本なのかな…?思ったけど(それでも嬉しい)、ネーミングはさらに高度で奥深く、ビジネスにどれだけインパクトがあるのかを発見できました。そしてタイムリーなことに、自分もちょうどいま社内でのイベントとかのネーミングをしようとしていたので、めちゃくちゃこの本の考え方を取り入れさせてもらいました…!

今後も折に触れて読み込もうと思いマンモス!!